3月のライオン

 

「3月のライオン」の書籍概要

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羽海野チカさんによる漫画作品。将棋を題材としていて、棋士の先崎学が監修を務めている。「ヤングアニマル」(白泉社)にて2007年14号から連載開始。

  • 出版社 : 白泉社 
  • ISBN-10 : 4592145119
  • ISBN-13 : 978-4592145110

「3月のライオン」のあらすじ・内容

幼いころに交通事故で家族を失ってしまった桐山零。父の友人である棋士、幸田に内弟子として引き取られ、15歳でプロ棋士になる。

幸田の実子の香子たちとなじめなかったこともあり、六月町で1人暮らしを始めた零は1年遅れで高校に編入する。高校でも周囲に溶け込めず孤立し、将棋の対局においても不調が続いていた。

ある日、先輩棋士に無理やり付き合わされたあげくに酔いつぶされ、倒れこんでいたところを川本あかりに介抱される。これをきっかけに、橋向かいの三月町に住む川本家と出会い、3姉妹と夕食を共にするなど交流を持つようになる

個人的感想

将棋が題材になっているけれど、主人公・零が人情味あふれる魅力的なキャラクターたちと展開していく成長の話。将棋の知識がなくても、キャラクターたちそれぞれが抱えている葛藤やもどかしさに共感できる部分がたくさんある。読んでいて、自分の悩みやもどかしさ、違和感の正体に気づかされたりもする。

シリアスな部分もあるけれど、心理描写が絶妙で面白い。将棋だけでなく、身近な人間関係の問題なんかも描かれていて、考えさせられることもある。

もうこの物語に出てくる人たちみんな幸せになればいいと思う。みんな好き。

前作の「ハチミツとクローバー」のキャラクターたちもたまに出てくる。懐かしい。

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