この絵本を初めて読んだのは、たしか小学校高学年くらいだったように思う。その時は特に何も考えず、「猫」が好きだったから読んだ記憶がある。
大人になったある日、古本屋で再会して、当時付き合っていた人と別れたばかりで傷心していた気持ちにドカンと来てしまった。それから好きな絵本になっている。
「100万回生きたねこ」の書籍概要
佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」は、1977年に講談社から出版された。
小学校1年生くらいの子どもから、大人も考えさせられる作品だと思う。
- 出版社 : 講談社
- ISBN-10 : 4061272748
- ISBN-13 : 978-4061272743
- 寸法 : 26.4 x 1 x 24.9 cm
「100万回生きたねこ」のあらすじ・内容
何度も生き死にを繰り返す自由奔放な猫は一度も泣いたことがなかった。ところがある一匹の猫との出会いで、それまで知らなかった気持ち知ることになる。
個人的感想
「100万回生きたねこ」は、大人になってから好きになった絵本の一つ。
転生を繰り返す自由気ままな猫は自分のことが大好きで、周りのことなんてお構いなし。ところが一匹の猫との出会いで、それまで知らなかった感情を知る。終わりは悲しいけれど最後は少し優しい気持ちになれる絵本だと思う。
恋や家族との関係、生死と向き合うことなんかを考えさせられた。家族・大切な人との関係や、読むときの気持ちでいろんな解釈ができる絵本だと思う。生涯を通して何かしら気づきをくれる絵本だと感じた。
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